初めての結納の場では、「手土産は持っていくべき？」「手土産を持っていくとかえって相手に気を使わせてしまうかも」など、さまざまな不安・疑問が湧き上がってくるものです。
しかし、両家の親に印象良く結納を済ませるためにも、手土産の必要性についてはきちんと理解しておかなければなりません。
そこで、今回は結納で手土産は必要可否をはじめ、手土産の意味や引き出物との違いについて解説します。
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目次
結納の際に手土産は持っていくべき？
結納のシーンでは、手土産を持っていくほうが丁寧な印象を与えます。
もちろん、両家の親の性格や、その場の雰囲気などによっては、手土産を持っていかなくても全く問題がない場合もあるでしょう。なかには、「手土産はあってもなくても気にしない」といった親もいるほどです。
しかし、手土産を持っていかなくてもいいかという点においては、ある程度両家のコミュニケーションが図れていることが大前提。両家がお互いにそこまで距離が縮まっていないのであれば、手土産を持って行った方が無難です。
そのため、「持っていったほうがいいだろうか」と悩んだら、手土産を準備しておくと安心です。
手土産の意味とは？
そもそも、手土産の意味をご存じですか？
手土産とは、感謝の気持ちを表すために持参するものです。かつては、男性側が女性側の実家に訪れる際に、男性側が手土産を持っていくことが主流でした。
近年は、上記のような形式にとらわれることがなくなってきましたが、相手側の家へ足を運ぶなら、手土産があると「感謝の気持ちを伝える」「丁寧な印象を与える」などにつながります。
そのうえ、手土産の意味を知ったうえで準備することで、より気持ちが引き締まるものです。今一度、手土産の意味を改めて理解しておきましょう。
手土産と引き出物の違い
手土産と似た存在として「引き出物」があります。しかし、それぞれは全く異なるものですので、あらかじめ把握しておかなければなりません。
基本的に、手土産は「挨拶」のタイミングで渡すことがほとんどです。イメージとしては、「招待して頂いたことに対するお礼」という存在です。一方、引き出物は招待した側が、相手の帰るタイミングで渡すものです。「足を運んでくれたことに対するお礼」などのイメージでしょう。
それぞれ「感謝の気持ちを表す品」であることに違いはありませんが、渡すタイミングや感謝するポイントが異なります。
上記を理解したうえで、手土産の品を選んでください。
手土産でおすすめの品
手土産を準備するうえで、最も悩むのが「何を渡せばいいのか」という点でしょう。
実際、一口に「手土産」といっても、さまざまな品があります。渡す品で悩むのは当然のことです。
ここからは、手土産でおすすめの品をご紹介しますので、参考にしてみてください。
小豆餡を使用するお菓子
手土産でまずおすすめといえるのが「小豆餡を使用するお菓子」です。どらやきや最中などは、小豆餡を使用している場合が多いため、結納での手土産にピッタリといえます。
小豆餡を使用するお菓子が結納の場におすすめである理由は、小粒の赤豆には厄払いの意味があることです。
そのため、小豆餡を使用するお菓子は、お祝い事に最適な手土産といえるでしょう。
酒
お祝いの席に欠かせない酒。結納の手土産としても人気を集めています。単純に、喜ばれる手土産であるだけでなく、酒には清めの意味もあることから、結納の場にふさわしい手土産です。
ただし、結納の手土産として酒を贈るのであれば、2本組（対の意味）で渡してください。
お茶
相手の家族が「甘いものが苦手」「アルコールが苦手」といった場合は、お茶を選ぶとよいでしょう。
お茶は日常生活で取り入れやすいため、受け取った側の負担になりません。また、お茶は何度も芽を出すことから、「芽出たい」といった語呂により、縁起の良いものとされています。
手土産で避けるべき品
結納の場で重要な手土産ですが、なかには避けたほうがよい品も存在します。
具体的に、どんな手土産を避けたほうがいいのか、以下を見ていきましょう。
高すぎる、安すぎる品
手土産の相場は3,000～5,000円といわれています。そのため、相場よりも高すぎたり、安すぎたりするのは避けましょう。
安すぎると失礼となってしまう場合がありますし、高すぎても相手に気を使わせることとなってしまいます。
また、両家で差が大きすぎると気まずくなることも考えられますので、事前に両家でおおよその価格帯を確認しておくと安心です。
切り分けるもの、割るもの
羊羹のように切り分けて食べるものや、おせんべいのように割って食べるものは、縁起が悪いとされているため、結納のような場にはふさわしくありません。
お菓子などの食品を手土産にする場合は、「どのように食べるのか」をイメージしながら選ぶとよいでしょう。
おわりに
結納を控えている方にといって、「どんな手土産を持っていくべきか」は悩む部分です。
しかし、あらかじめ手土産の必要性や避けるべき品などを把握しておくことで、より選択肢が明確になります。
ぜひ、本ページを参考にしながら、結納の準備を進めてみてください。
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