おめでた婚は近年珍しいものではなくなってきました。かつては、結婚してから授かることが一般的でしたが、最近は妊娠と結婚が同時期になるというカップルも多いです。
おめでたいことである一方、注意しなければならないのが「周囲への報告方法」です。とくに、職場へ報告する場合には、同僚などへの配慮ある報告が必要といえます。
今回はおめでた婚における「職場への報告時の注意点」について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
おめでた婚の報告は「配慮ある言動・行動」が重要
おめでた婚を職場に報告する際、心の中は幸せな気持ちで溢れているタイミングかもしれません。
結婚が決まったのと同時に、妊娠も判明するという状況は幸せの絶頂ともいえます。
しかし、おめでた婚を職場に報告する場合には、周囲に配慮した言動・行動が必要です。実際、妊娠が判明したということは、いずれは長期的な休暇が必要もしくは退職を決意するということ。場合によっては職場に迷惑をかけることもあります。
また、同僚の中には「妊娠できない」「結婚できない」など、悩みを抱えている方がいるかもしれません。
いずれにせよ、自分の幸せな気持ちを大々的にアピールするのではなく、周囲に配慮する気持ちを持つことが大切です。
おめでた婚はどのタイミングで職場に報告すべき?
おめでた婚を職場に報告する際、どのようなタイミングが好ましいのでしょうか。
ここからは、おめでた婚の報告のタイミングとして、検討すべきポイントを解説します。
女性の体調に合わせる
おめでた婚を職場に報告する場合には、女性の体調に合わせることが大切です。
妊娠中の女性は体調の変化が著しく、時には体調不良に陥ることも考えられます。まずは、女性本人の体調を考慮してタイミングを見極めていきましょう。
とくに、妊娠初期は「つわり」「流産リスクの高さ」など、さまざまな問題を抱えていますので、無理は禁物です。
直属の上司には早めに伝える
おめでた婚の報告タイミングで迷ったとき、直属の上司には早めに伝えることを意識しましょう。
部下を管理する立場にある上司にとって、部下の状況を常に把握しておくことは仕事の一部です。急な報告で上司に迷惑をかけないためにも、妊娠・結婚が決まった時点ですぐに報告することをおすすめします。
引継ぎに必要な期間から逆算
職場におめでた婚を報告する際のタイミングとして、好ましいのは「引継ぎに必要な期間から逆算すること」です。
引継ぎが必要な業務を行っている場合、自分が妊娠・出産で休んでいる最中や、退職した後も別の同僚がその仕事をスムーズに担えるようにしなければなりません。
引継ぎに必要な期間を考え、逆算して報告のタイミングを見つける必要があります。
おめでた婚を職場に報告する際の注意点
おめでた婚を職場に報告するにあたり、注意しなければならないことは多いです。
職場でのトラブルを防ぎ、円満に報告を済ませるためにも、以下からの内容に目を通しておきましょう。
最初の報告先は必ず「直属の上司」
おめでた婚を職場に報告する場合、最初の報告先は必ず「直属の上司」にしましょう。
直属の上司は部下の状況・近況を常に把握しておかなければなりません。別の同僚へ先に報告してしまうと、直属の上司に間接的に話が伝わってしまい、人間関係がギクシャクする可能性があります。
普段からお世話になっている方ですから、きちんと「最初に報告すること」を頭に入れておきましょう。
対面で報告する
特別な事情がない限り、職場へのおめでた婚の報告は「対面」で行いましょう。
近年は、メールやSNSが普及してきていますので、「手軽に報告を済ませよう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、職場への報告はマナーから見ても、「対面」が重要です。また、取引先や顧客など、普段から顔を合わせていたり、お世話になっている方に対しても、対面での報告が望ましいといえます。
今後のスケジュールは細かく・明確に伝える
おめでた婚を職場に報告する際には、同時に今後のスケジュールも共有しておく必要があります。
「いつ頃休職(退職)するのか」「復帰はいつ頃なのか」「引継ぎの情報」などは最低限伝えておきましょう。突然現場から人手が減ってしまうと混乱するリスクがあるからです。
今後の見通しが立っていれば、職場側も対応しやすいため、報告の際にはスケジュールも伝えておきましょう。
おわりに
今回は、職場におめでた婚を報告する際の注意点について解説しました。
おめでた婚は幸せな気持ちで溢れるものですが、職場からすれば「突然のこと」となりますので、混乱を招く可能性があります。
同僚から反感を買わないためにも、今回ご紹介した「注意点」を意識したうえで、報告を進めていきましょう。