ゲストへのお車代・宿泊費はどうする?遠方からのゲストに対する必要な配慮とは

最終更新日:2021/01/22

結婚式を挙げる予定のカップルにとって「遠方からのゲストにお車代はどれくらい出せばいいの?」「宿泊費っていくらあれば問題ないの?」など、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。
遠方からはるばる参列してくれるゲストには、なるべく新郎新婦が費用面は負担すべきと考えられています。
しかし、いくらあれば安心なのか、そもそも遠方とはどれくらいの距離のことを指すのか、など、考えるべきポイントは山積み。
そこで、今回は遠方からのゲストに対する、お車代や宿泊費などの詳細を解説します。

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「遠方」とはどれくらいから?

そもそも、「遠方」とはどれくらいの距離からのことを指すのでしょうか。
明確に「式場から何km以上であれば遠方に該当する」といった定義はありませんが、一般的には往復の交通費が5,000以上である場合や、交通費と宿泊費合わせて2万円以上となる場合と考えられています。
そのため、「距離で遠方かを判断する」というよりは「金額で遠方かを判断する」ことがほとんどです。
あらかじめ、招待予定のゲストに大まかな交通費について確認しておくと、費用の負担先を把握しやすくなるでしょう。

交通費・宿泊費の負担額について

交通費・宿泊費を負担するにあたり、「どれくらいの金額を負担するのか」は新郎新婦の悩みどころ。
全額負担すべきなのか、一部を負担すべきなのか、については以下を参考にしてみてください。

全額負担が理想

交通費・宿泊費を負担する場合は、全額負担が好ましいとされています。
そもそも、新郎新婦は「招待する側」です。招待しておきながら、交通費や宿泊費はゲストに負担してもらう…というのは、感謝の気持ちがこもっていない対応となってしまいます。
そのうえ、ゲストは「ご祝儀の負担」もありますから、さらに交通費・宿泊費も負担するとなると、大きな出費となってしまうでしょう。
新郎新婦側の基本の対応としては「全額負担」がベストです。

相談次第で一部の負担も

前項では、「交通費・宿泊費は全額負担がベスト」として解説しましたが、相談次第で一部負担とすることも可能です。
新郎新婦の経済状況によっては、遠方からのゲスト全員分の交通費・宿泊費を負担するのは難しい…という場合もあるでしょう。その場合は、事前に「全額負担できない」という要旨を伝えておき、「一部の負担でも良いか」を確認しておきます。
ゲストに一部の負担について了承してもらえれば、交通費や宿費の負担は軽減できるでしょう。

交通費・宿泊費はどのように負担すればいい?

遠方から参列するゲストの交通費や宿泊費を負担する場合、事前に交通チケットを送付しておいたり、宿泊先を手配しておくことが大切です。
先にゲストに立て替えてもらい、後からお金を返すという選択肢もありますが、ゲストに気持ちよく参列してもらうためには、事前の手配が重要といえます。
もしくは、現金書留や振り込みなどで、現金をお渡ししておくといった選択肢もあります。

遠方からのゲストの交通費・宿泊費を負担できない場合

遠方からのゲストの交通費や宿泊費を負担できない場合はどうしたらいいのでしょうか。
経済的な事情から、それぞれの負担が難しい新郎新婦は以下の対処法を検討してください。

招待時に相談する

交通費や宿泊費を負担できない場合、遠方からのゲストには招待時に相談しておきましょう。
招待してから相談するとなると、「交通費が自己負担なら参列しなかったのに」とトラブルになってしまう可能性があります。
必ず招待時もしくは招待前に「交通費・宿泊費を負担できない」という要旨を伝えておきましょう。

関係性から検討する

遠方からのゲストに対して、交通費や宿泊費を負担できない場合には、関係性から検討するという選択肢もあります。
例えば、仲の良い友人や兄弟姉妹など、比較的近い間柄であれば、相談しやすいのではないでしょうか。とくに、普段からお互いに相談しているような仲であれば、万が一交通費や宿泊費を負担できないとしても、了承してもらえる可能性が高いです。
関係性を考慮したうえで、費用の負担について相談してみてはいかがでしょうか。

過去に参列した結婚式の状況から検討する

過去に自分が結婚式に参列したことのある友人や親族がゲストとして遠方から来てくれる場合には、当時の状況から検討してみてください。
例えば、以前結婚式に参列した際、お車代などをいただかなかった場合には、原則自分の結婚式でお車代をお渡しする必要はありません。
ただし、参列した際の状況と自分の結婚式の状況とでは異なることもありますので、事前に交通費や宿泊費の件を相談しておくと安心です。

おわりに

今回は、遠方から参列してくれるゲストに対する交通費や宿泊費などについてご紹介しました。
経済的に不安を抱えている新郎新婦にとって、ゲストに対するお車代や宿代は大きな負担です。安心して結婚式を迎えるためにも、適切な対応や万が一の対処法について知っておくことが大切です。
結婚式を控えている新郎新婦は、今一度遠方からのゲストをリストアップし、必要に応じて負担額について相談してみてください。

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