空間 Space

時をかさねた、おもてなし。

蘇州園は、お二人のお住まいのようにありたい。必要以上に過剰な演出をするのではなく、自宅に親しい友人を招くように、節度あるおもてなしをしたいという方に選ばれています。照明や音楽が強く主張するのではなく、お祝いの特別な時間を引き立てるように空間にとけこむことで、そっとその日だけの物語を添えてくれます。

80年かけて生まれた、木造の風情。

築80年を超えて受け継がれてきた邸宅に、東アジアのオリエンタルテイストを加えた蘇州園。これからあたらしく建てようとしても、同じものを建てることはできないと言われています。長らく神戸の財界人の自宅として家族が住み、客人を招いてきた、ぬくもりのあるたたずまいが今日も変わらない安らぎを伝えてくれます。歴史を刻み続けて生まれた風情や趣とともに、世界にひとつだけの「誓いの場所」として、記憶に残る一日を届けてくれます。

500種を超える、樹木と草花のお庭。

蘇州園が誕生したとき、一流の庭師が造園したお庭。そこには、500種を超える樹木と草花が育ち、青い芝生の奥に豊かな森を見ることができます。このお庭の木は、一本も植え替えることなく神戸御影の気候に育まれてきた力強い生命の姿。蘇州園の門をくぐれば、澄み切った空気のもとに緑の別世界が広がっています。さらに夜のかがり火に照らされた木々の表情は、昼間とはひと味ちがうオリエンタルな風情を魅せてくれます。

春夏秋冬、それぞれの豊かな庭景色。

春は芽吹きの新緑と、入口から一面に広がる見事なつつじの花。夏は茂った緑葉樹の向こうに見上げる青い空と入道雲の"一枚絵"。秋は森が紅く染まるもみじの紅葉。また冬になり雪景色をまとった蘇州園の姿にも贅沢な風情をお愉しみいただけます。一年中、いつでもどの場面を広げてみても美しく、豊かな表情を魅せる蘇州園の四季。人の手だけでは絶対につくれない自然のおもてなしが、何度も訪れたくなる感動を呼び起こします。

シンプルでモダンな、名匠の職人技。

釘を一本も使わずに職人の手で組まれた「組子作り」の建具や欄間。柿渋で染めあげた壁。あつらえのタイルを使用したオリジナルパターンの壁、麻の葉格子で編んだグリッド天井、大理石調のシェードのペンダントライトなど、手間のかかった意匠はどれもがシンプルでどんなパーティーの場面にも調和します。強く派手な主張をすることなく、会場に深みと本物の風格をそなえることで、蘇州園らしい贅沢な空間を創り上げています。

テーブルと椅子は、すべて一点ものを。

テーブルと椅子は、すべてデザインからおこしてあつらえた一点もの。すべての会場で皆さまにくつろぎの時間を過ごしていただけるよう、数センチ単位の設計にこだわり抜きました。蘇州園にしかない空間でおもてなしをしたいという想いを込めて、納得がいくまで何度もつくり直したオリエンタルテイストの家具。この空間にもっとも相応しい調度品。椅子ひとつにも、本物にこだわる姿勢を貫いています。

自然にとけこむ、開放感。

テラスルーム、ガーデンルーム、オリエンタルルーム、すべての会場の大きなガラス窓からお庭の景色を見渡すことができます。開放感あふれ、まるで森のなかにいるようなやすらぎ。朝夕でも繊細に表情が変わる景色は、どんな絵画もかないません。またチャペルは昔、旧財閥の夫人が毎日祈りを捧げていた礼拝堂。こちらも6メートルの高さを誇る天井が開放感を演出し、三角屋根がオルガンの音を美しく響かせます。